マクラメタペストリーの作り方!初心者でも編みやすいアイデアを紹介

マクラメ編みとは、糸を結んだり編み込んだりすることで模様を作る編み方です。平編みと斜め結び編みという二つの結び方を組み合わせることで、様々なデザインを作れるのです。今回は、平編みを使ったシンプルな作り方を解説します。初めてマクラメタペストリーを作る場合にもおすすめの編み方なので、ぜひチェックしてみてください。
マクラメタペストリーとは
マクラメタペストリーとは、糸を編み込んで作るタペストリーです。「マクラメ」という言葉には、アラビア語で「交差して結ぶ」という意味があります。糸を編み込んでいくことで、玄関や部屋の壁にインテリアとしてかけられるタペストリーを作ることができるのです。
マクラメタペストリーを作る際の編み方には、主に平編みと斜め結び編みがあります。
平編みは、四角形の結び目を連続させた模様を作る編み方です。編み目がしっかりと固定されるので、丈夫な仕上がりになりやすいです。
一方で斜め結び編みは、結び目が斜めに配置される編み方です。ジグザグ模様や曲線を使った模様などを表現するのに適しており、様々なデザインが作れる編み方です。
マクラメタペストリーの作り方
材料はマクラメ糸、木の棒、はさみの3つです。マクラメ糸は毛糸や紐でも代用可能です。
今回はマクラメタペストリーの基本の結び方であり、初心者でも編みやすい「平編み」という方法で作るシンプルなものを説明していきます。

①糸を必要な長さに切る
まずは、糸を切っていきます。
作りたいタペストリーの縦幅の2倍の長さになるように糸を切っていくのがポイントです。切った糸を半分におった長さが、タペストリーの縦幅となります。
今回のような、平編みのみで作っていく場合は、これらの糸を偶数本用意するようにしましょう。

②糸を木の棒に巻きつけていく
次は、作りたいタペストリーの横幅の長さになるように、木の棒にタペストリーを巻きつけていきます。
半分に折った糸の上に木の棒をおいて、糸の切れ端部分を輪っかの部分に通して結びつけましょう。


③平編みを進める
糸を棒に巻きつけたら、平編みを始めていきましょう。
1本の平編みを作るには、4本の糸が必要です。
真ん中の2本が平編みの「芯糸」になるので、その周囲にある両端の2本を「編み糸」として編んで結んでいきます。
以下、簡単に平編みの方法をまとめました。
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両端の糸のうち、まず左編み糸を2本の芯糸の上にまたがらせます。
そのあと、左編み糸の先端を、右編み糸の下にくぐらせましょう。 -
次に、右編み糸を2本の芯糸の下にくぐらせてから、先ほどの左編み糸の下にくぐらせます。そのあと、左編み糸と芯糸の上に来るようにまたがらせます。
そのあと、両端の糸を左右に引っ張ると、結び目ができます。
2本の芯糸は絡まりやすいので、結び目を作る際は芯糸が動かないようにピンと張りながら作るとよいでしょう。 -
1・2の手順を今度は逆向きに進めていきます。
1回編むごとに、左右の編み糸の役割を変えることで、見た目を整えることができるのです。右編み糸を2本の芯糸の上に載せ、左編み糸の下に通した後、左編み糸を2本の芯糸の下に通し、右編み糸と芯糸の間から出すように結んで、左右の端を引っ張ります。
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1~3の手順を繰り返して、お好みの間隔で平編みをしていきます。
④吊り下げ用の糸を取り付ける
最後に、タペストリーの両端に、吊り下げのための糸を結びつけて完成です。

タペストリーの糸の長さ次第では、切れ端を曲線にしたり、ベース型のようなデザインにすることも可能です。
切れ端をブラシでほぐして、フリンジのようにするのもおしゃれに見えやすいでしょう。
マクラメタペストリーを飾る方法
マクラメタペストリーを飾る方法はいくつか考えられます。
吊り下げ用の輪っか部分に画びょうを刺したり、壁などにフックを取り付けて飾ったりという方法があります。
壁に穴をあけないように飾る場合は、両面テープつきのフックや、突っ張り棒とフックを使った方法を利用するとよいでしょう。
両面テープつきのフックを使う場合は、両面テープの部分を壁に接着させ、フックの上にタペストリーの糸を吊るします。
突っ張り棒を使う場合には、部屋の左右に棒を伸ばして、棒の上にS字フックを吊るしてタペストリーを吊り下げる方法があります。
タペストリーの飾り方については以下のコラムでも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、マクラメタペストリーの作り方を解説しました。
マクラメタペストリーは、糸や毛糸と木の棒があれば、手で編み込んでいくことで簡単に作ることができます。糸を交差させながら模様を作るので、編み物を初めて行う人や子どもたちにも作りやすいといえるでしょう。
今回紹介した方法を使って、マクラメタペストリーを手作りしてみてください。